羽アリ、シロアリは社会性昆虫
社会性昆虫といわれているシロアリの社会は人間社会と似ており、それぞれ役割をもって生活をしています。非常に高度な社会を形成しているシロアリは、数万から数百万匹という単位で巣を作っています。
巣はコロニーと呼ばれており、女王アリと王アリを最上位として各階級に分かれています。
最も階級の高い「女王アリ・王アリ」
女王アリ・王アリになる羽アリは、元々いた巣を飛び出し地上に降りると羽を落とします。その後すぐにオスとメスが交尾を行い、新しいコロニーを形成して女王アリと王アリになります。
子供が成長するまでは女王アリと王アリだけで育てますが、働きアリが育ってくると交尾と産卵を集中して行うようになります。巣のシロアリは全て女王アリと王アリの子供で、女王アリは生涯で100万個以上も産卵すると言われています。
イエシロアリは体長が4センチほどになり、寿命も虫の中では非常に長く約10年~15年も生きます。
女王や王の変わりとなる「副女王アリ・福王アリ」
階級の最上位である女王や王が亡くなったり、傷を負ってしまった際に、女王と王に変わり産卵を行います。また、コロニーが分かれた際も産卵を行います。このような副女王アリや副王アリの働きがあるため、部分的に駆除を行っても全滅させることは難しく、別のコロニーが形成されてしまう可能性があるのです。
新しいコロニーを形成する「ニンフ」
ニンフというと他の昆虫では幼虫を意味しますが、シロアリの場合は羽アリの前段階のことをあらわします。初期段階では翅芽は小さく、働きアリとして活動していますが、成長するにつれ羽が大きくなっていきます。そしてニンフはやがて羽アリになり、別のコロニーを形成するために巣を飛び出していきます。
仲間の護衛を行う「兵隊アリ」
兵隊アリは仲間を守るために戦う役割を担っており、イエシロアリは蟻酸(ギサン)を出して外敵を排除します。また、ヤマトシロアリは頭部が大きく、ハサミのようなアゴを使って戦います。兵隊アリの数は少なく、全体の2~3%ほどしかいません。
木材を食べ、コロニーの中でもっとも多い「働きアリ」
働きアリは非常に数が多く、コロニーの90%~95%ほどを占めています。巣作り、餌の確保、兵隊アリや幼虫の世話など多くの役割を持っているのが特徴です。この働きアリだけが家の木材を食べています。
このようにシロアリの社会は階級に分かれており、それぞれが巣を存続させていくための役割を担っています。兵隊アリの数が減れば兵隊アリが生まれ、働きアリが減れば働きアリが生まれてくるため、コロニーのバランスは常に保たれており、自然に全滅することはほとんどありません。
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