シロアリと腐った木の関係について
「シロアリは腐った木の中にいる」というイメージを持っている方は多いと思います。腐った木からシロアリが発見されることは多々ありますが、シロアリが好むのは腐っている木ではありません。
「腐った木がシロアリを誘引する」は間違い!?
シロアリ被害に遭うのは腐った木が原因というイメージが強いですが、シロアリの食料は腐っていない枯れた木です。むしろ、腐った木はあまり好まない傾向にあります。
実際にシロアリの発生している床下を調査すると、腐っている木ではなく腐っていない木に蟻道ができていることが多くあります。腐っている木にシロアリがいる場合は、エサまでの通り道となっているか、まだ腐っていない部分を食害していると考えられます。
腐っている木があることよりも、機密性が高いことなどが原因でシロアリを誘引してしまうことがあります。
床下はシロアリが住み心地の良い場所
シロアリは湿度の高い床下に多く見られますが、床下の湿度が高いことだけがシロアリを誘引する原因ではありません。シロアリは目が見えない分ニオイにとても敏感で、熱や光・風を嫌う傾向にあります。これは、シロアリの皮膚が薄く、乾燥しやすいことが理由です。
そのため、熱・光・風を遮ることができ適度に湿気がある床下は、シロアリにとって住みやすい環境になっているのです。蟻道など巣の内部は湿気でカビが発生しないようにうまく管理されているので、湿度の高さはあまり関係ないと言えます。
シロアリがいると木が腐りやすくなる
湿気が高いことが原因で木材が腐るのではなく、そこに微生物などが存在することで木材は腐ります。
そのため、腐った木でシロアリが見つかるのは腐った木を好んでいるのではなく、シロアリの食害が原因で木が湿りやすくなり腐っているのです。
床下の木が腐ってしまうと、住宅の耐久力などに影響を及ぼしてしまう可能性があるので、シロアリが発生しないようにきちんと対策をすることが大切です。
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